ECサイト運営開発記

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昨日の世界タイトルマッチの感想

TBSはダブル世界戦として、坂田健史VS久高寛之内藤大助VS清水智信の2試合をゴールデンタイムで放送した。テレビはほとんど見ない方であるが、ボクシングの世界選は別。昨日の2つの試合はとても面白いものだった。

坂田VS久高戦は無尽蔵のスタミナと手数を誇る坂田と左のガードを下げて、意表を突く形のフックが得意の久高(おそらくメイウェザーを意識してると思われる)。今までスロースターターで序盤にダウンを取られることが多かった坂田だったかが、今回は積極的に前に出続ける。そして、それをギリギリのところで避ける久高も素晴らしかった。さすがに後半は坂田のプレッシャーで手数も減り疲弊しきっていたが、最後までダウンを奪われることなく、意地を見せてくれた。また、KOこそ奪えなかったものの、難敵相手に3-0で判定で勝利を掴んだ坂田は評価されるべきだ。1〜12Rまで全く衰えないあのスタミナは全階級通じても、いないんじゃないか?

内藤 VS 清水戦はネット上などでもいろいろ言われてる。特に、試合後の件。で、いろいろ言われてる物についてちょっとだけ書いてみる。

[判定に対する物]

  • ジャッジが韓国人なのはどういうことだ?
  • あのまま判定になってれば、内藤に負けにされていた

これは論外。8Rまでのジャッジペーパーの内容では2者が清水、1者がドロー。9Rの段階で3者ともに清水になったが、これは妥当。韓国人だから内藤を負けにするというロジックもおかしいし。的確なジャブとストレートの清水に対し、内藤は見栄えの悪さが目立った。これではポイントが清水に行くのは当然のこと。内藤のスタイルは超変則スタイルでこれに優勢と判断するのは難しい。おまけにクリーンヒットは少なかったため、内藤にポイントをつけるのは厳しかったはず。

[亀田興毅に対する物]

  • なんで、関係ない人間がリングに上がるの?
  • タイミングも中途半端。

この件は実に残念だった。痛いニュースにもあったように、フルコースのあとデザートを食べようとしたらハエが止まった感じというコメントはまさに秀逸だった。なぜ、亀田があんな事をしてしまったのか?逆の立場になって考えてほしかった。大苦戦の末に逆転KOで勝利し、場内の雰囲気も最高潮。それで、気持ちよく勝利者インタビューを受けていたら、主役面した第三者がリングに上がって自分の手を持ち上げたら、誰だって腹が立つはず。そういう事をなぜ考えなかったのか?そして、これは清水選手に対する侮辱でもある。あの場に残りたかったのは彼なのだから。

[TBSに対する物]

  • 実況や解説が偏っていた
  • TBSはわざと亀田を仕込んだだろ?

実況に関しては、そうは思わない。試合の流れを掴んでいた清水に対していいコメントや実況がなるのは当然。大善戦だし尚更そうなる。

ただし、TBSが亀田を仕込んだかどうかは可能性は非常に高い。過去にテレビ朝日が、ウィリアム・ジョッピーと保住直孝の世界戦をテレビで放送した際、プロレスの宣伝に世界戦のリングを利用したことがあった。具体的に書くと、KO勝ちしたジョッピーにプロレスラーの中西がリングに上がり花束を渡した直後、ゲスト解説席に座っていたボブ・サップを挑発した。その挑発に対して実況・解説席から中西向かって水をかけるという事件があった。この時も、多くのボクシングファンから批判があった。TBSが今回の件にどれだけ噛んでいるかはわからないが、たぶん、結構噛んでると思う。インタビューをしていたアナウンサーも実況アナも事前に聞かされていた気がする。もうね・・・大みそか狙ってるんでしょ?うんざりだ。

これは、TBSだけでなくスポーツ中継全般に言える事だが、スポーツ中継好きな人ってのはプロレス的な展開とかショー的要素(プロレス批判するつもりはありません)は望んでいない。特にボクシングファンはプロレス的なものを嫌う傾向が強い。あくまでもガチな勝負。台詞じゃなくて自然に出てきた言葉。そして、煽りなし。それが一番面白いはずなんだけど・・・。

テレビはこのままだと死ぬんじゃないか・・・?いくらなんでも腐りすぎだろ・・・。