HTMLは誰のものか?
symfonyの10分デモを見てて考えたことがきっかけではあるんだけど、実はRuby on Railsの勉強で本を読んでた時にも思ったこと。彼らはHTMLファイルにコードを書くことをなんとも思ってないんだね。もちろん、プログラマからすればその方が早いのかもしれないけどね、私には「HTMLはプログラマのものなの?」という思いがあります。
「矢野勉のはてな日記 - PHPやJavaのJSPやRubyのeRBのクールじゃないところ」
こんなの書かれても、確かに困るのかもしれない。引用先のエントリーでもあるように、やはり、JSPにおけるJSTLやStrutsのタグライブラリなどはデザイナーを幸せにはしてくれないんだろう。
本当にごもっともな意見なのかもしれない。昨今のフレームワーク(RonRやらSymfony)はサイト全体の構築機能を備えていて、デザイン部分(HTML)の生成もしてくれる。Symfonyに至っては管理アプリ構築機能まで備わっている。それはもう、プログラマー脳な人間には、ものすごく有益なツールであるが、デザイナーはその領域になかなか入っていけないという話。MVCで分業は可能だったハズなのに、プログラマーが更に楽をしたいという理由で登場したフレームワークによってデザイナーが生成されたHTMLに手を出せないなんて、酷な話です。結局、MVCで分業したい場合、ビューを使う際は素直にテンプレートエンジンで済ました方が幸せなのかな・・・。
キム・クラーク(著)カーリス・ボールドウィン(著)安藤 晴彦(翻訳)
発売日:2004-03-26
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